弦がとぶ
ども。Aceです♪

巷で話題のドールムービー「STRINGS~愛と絆の旅路~」を観ました。
もともとこの映画は、2004年にデンマークで公開されたものですが、
「新世紀エヴァンゲリオン」でお馴染みの庵野秀明監督によって、ジャパンバージョンとして生まれ変わったものです。

特筆すべきは、キャスティングの豪華さですね。
草なぎ剛、中谷美紀、劇団ひとり、優香、香取慎吾、伊武雅刀、市村正親、戸田恵子・・・

剛君がしっかり主人公を演じきれるか不安に思ってしまいましたが、
最後まで違和感無く「主人公ハル」に徹しきれていたと思います。

それと、劇団ひとりさんや慎吾君なんかは、
エンドロールが流れるまでは、アフレコしてたなんて全然気付きませんでしたよ。
テレビで観る普段の様子とは全然違うんだもんなぁ。

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・・・で、この映画のストーリーですが、
ヘバロン国のカーロ王(市村正親)が、暴政を省みて、王位を息子のハル(草なぎ剛)に託して自害するのですが、王位を狙うニゾ(伊武雅刀)は、カーロ王の死の真相を隠蔽し、敵国の暗殺によるものだと公表します。
ハルは、家臣のエリト(劇団ひとり)を引き連れて、父親の敵討ちの旅に出るのですが・・・

まぁ、内容としては、中世が舞台となった「よくある話」なんですが、
この映画のスゴいところは、登場人物がマリオネット(操り人形)であることを、そのまま設定に活かしているところだと思います。

マリオネットの身体中から天空に向けて無数の弦が伸びており、
その弦が切れることは、「死」を意味します。

また、弦があることにより、マリオネット達には様々な制約が圧し掛かります。
自分を操る弦は、自分の行動を縛る「鎖」のようにも見える訳です。

そして、この弦は、世界の誰かと繋がっている「運命の赤い糸」でもあります。

・・・まぁ、ちょっと、無理のある設定のような気もしますが、
よく考えてるなぁ~と、無性に感心してしまいましたよ。

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ところで、この映画ですが、
何故、ジャパンバージョンとして世に送り出されたのでしょうか?
結局のところ、庵野監督の仕事って何だったんでしょう?

おそらく、DVDでは、デンマーク版と比較出来るような工夫がされると思いますが、
庵野監督らしさは感じられませんでした。

まぁ、登場するマリオネットは口がパクパク動きませんので、
おそらくセリフのほとんどが、日本的なものに作り変えられていたんでしょうね。

後から考えると、(作風のわりに)やけに音響も良かったような気もします。

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・・・なんだかんだ書いてきましたが、
結局のところ、この映画は雰囲気を味わう映画だと思います。
この雰囲気を好きになれない人にとっては、表情の乏しい人形達のカクカクした演技に嫌気が注してしまうことでしょうね。

私としても、最後まで盛り上がることが出来ませんでした。
最新のCG技術に眼が慣れている(肥えている)せいもあるんでしょうけど、
どうしても冷めた目線で見てしまうんですよ。

綺麗な作品だとは思うんですけどねぇ。1700円は高いと感じました。

あんまりオススメはしませんが、
ロマンスの分かる方には、素敵な映画だと感じられるかもしれません。
そんな繊細な作品です。
by gunplete | 2007-05-19 23:58 | movie / TV
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