第2夜 307
ども。Aceです♪

GUNPLETE版「怪談 新耳袋」

「新耳袋」とは、実話を元にした怪談話のことで、百話を語り終えると怪しきことが起こると古くから言い伝えられる「百物語」の作法にのっとっています。果たして、無事に百話目を迎えることが出来るのか・・・。南~無~・・・。

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第2夜 307

とある飲み屋のキャストさんから聞いた話。
ここY市の近辺には、「出る」ことで有名なラブホテルがあるという。

そのラブホテルの3階の一番奥の部屋・・・「307号室」。
そこに泊まると、「出る」らしいとのもっぱらの噂である。

そのキャストさんが、昨年の暮れに、彼氏とそのラブホテルに入った時、
あいにく、どの部屋も埋まっており、唯一空いていたのが、その「307号室」だった。

「まさか・・・出ないよね?」

面白半分で、彼女達はその「307号室」に泊まったのでした。

・・・だいぶ夜も更けて、ぐっすり眠っていた彼女だったが、
「シャーーーッ・・・」っという水の出る音で目を覚ましてしまった。
どうせ、彼氏がシャワーでも使っているのだろうと、寝ぼけ眼で傍らを見てみると、
彼氏は隣りで熟睡中。

でも、たしかに「シャーーーッ・・・」っという音はバスルームから聞こえてくる。

彼女はおそるおそる、バスルームを覗いてみると、
無人のバスルームの中で、つい先ほどまで誰かが使っていたかのように、シャワーから水が溢れていた。
彼女は、不思議に思いながらもシャワーの蛇口を閉め、
もう一度寝ようとベッドに戻ろうとしたところ・・・

ベッドの枕元に、長い黒髪の女性がぼんやり立っており、
その女性は熟睡している彼氏の寝顔を怪しく覗き込むと、
青白い手をゆっくり伸ばし、彼氏に掴みかかろうとしていた・・・。

彼女は絶叫し、急いで彼氏を叩き起こすと、着る物も着ないで部屋を飛び出したという。

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ちなみに、私がこの話をするのは、今日が初めてではないんです。
今年の春先頃に、この話を飲み会の席上(合コンのようなもの)で話した時、
「恐~い」 「マジで~」 「その話知ってる~」 といった、予想通りのリアクションの中、
一人だけ強張った表情でうつむいている女性がいました。

「恐い話が苦手なのかな?」と思っていましたが、
飲み会終了後、その女性は、私に近づいてきてつぶやきました。

「私も、その部屋で見たんです・・・」
彼女、・・・A子さんは、さらに恐い体験をしたという。・・・続く。
by gunplete | 2006-11-14 23:13 | Tales of Terror
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