アキレスと亀と私・・・
ども。Aceです♪

北野武監督作品「アキレスと亀」のDVDが発売中です。
北野監督の作品は、ここのところハズレが多かったので、今作は劇場での観賞をスルーしておりました。

・・・で、あらためて今作を観賞しましたが、良い意味で期待を裏切られたような気がします。


裕福な家庭に育った主人公「真知寿」は、画家になる夢を持っていましたが、
両親が亡くなったことにより、転落人生を歩むことになります。

貧しいながらも、画家になる夢だけを追い求め続ける真知寿。

いつしか、理解のある最愛の女性と結婚し、家庭を築き、
晩年を迎えようとしますが、いまだ夢は叶いません。

真知寿は「夢」に到達することが出来るのでしょうか・・・。



はじめに、タイトルの所以である「アキレスと亀」について、アニメによる解説が挿入されます。
足の速いアキレスは、先を進む亀に追いつこうと思っても、絶対に追いつけないとのこと。
なぜなら、亀の位置に到達したとしても、亀自体が微妙に前進しているため、両者の間隔がゼロになることはあり得ないとのこと。

・・・確かに、「追い抜く」のであれば簡単だと思いますが、「追いつく」となると、こういった考え方もアリなのかなと思えてきます。屁理屈ですが。

何が「アキレス」で、何が「亀」なのかは、本編を観ていただいて、それぞれ感じ取っていただきたいと思います。
意外と、考え深いタイトルなんですね。


さて、物語は大きく分けて3部構成(少年期・青年期・中年期)となっています。

特に、少年期・青年期のノスタルジックな感じが絶妙でしたね。
決して大きな見せ場もありませんが、おもわず見入ってしまいましたよ。
北野監督復活の兆しを感じました。

でも、終盤、中年期(主演:ビートたけし)になって、ちょっとチグハグな印象を受けました。
序盤の空気と終盤の空気が、まるで違うんですよね。

作中に出てくる絵画を全て北野監督が描いていることを考えると、
このヘタウマ絵画を活かすためには、どうしてもお笑い中心にならざるを得なかったんでしょうね。


・・・しかしながら、ラストは、非常に良くまとまっていたと思います。
北野監督にはめずらしく、ちょっとだけハッピーエンドの香りのする終わり方でした。

理解のあるパートナーを得ることがなによりの幸せなんだなぁ~と、しみじみ。

カップルで見ると、ちょっとだけ幸福感が味わえるような作品だと思いますよ。
by gunplete | 2009-04-15 23:05 | movie / TV
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